2016年4月21日木曜日

進化と深化

あたためてました。
構想約2年、着手から約1年。


世の中には多数のカット技法があります。僕もこれまで様々なカット技法を試みました。それで得た結論は、どれも一長一短あるということ。そして同じ技法を使っていても、当然技術力により差がでること。大切なのはどんなデザインが作りたくて、何を自分の中の軸にしているのか、だと思っています。


僕がヘアデザインの際に1番気を使っていることは、『カットで髪に負担をかけないこと』です。パーマやカラーは昔より薬剤の質がかなり向上して、特性を理解して使用すればダメージが少なくなってきました。しかしゼロではないのです。
だからカットでダメージさせてしまっては、パーマやカラーのダメージを増幅させてしまいます。


過去在籍していた会社でも、この考え方を推進しており、独立してからも自分のその軸に変わりはありません。しかし今行っていることが完成系とは考えていませんでした。自分なりに試行錯誤して改良を重ねていきました。


そして今、良き出会いがあり、自分の中の1つの答えになるであろうテクニックに辿り着きました。


これを選んだ理由はまず第一にすきバサミやレザーといった削ぐことをしないこと、そしてもう一つ、常に僕がヘアデザインをする上で大切にしている『どんなデザインでも顔を小さく見せる』『立った時の全身のバランスをよく見せる』の部分に特化したテクニックだったからです。


すきバサミやレザーが悪いとは言いません。それでしか出せない質感があるし、本当に上手に使いこなしている人もいます。ただ僕はそれを上手に使いこなしている人は片手で数えるくらいしか知りません。あとの人は特性も理解せず、髪質も選ばず安易に使っている人がほとんどです。(ちなみに僕はそれぞれの技法の切り口を顕微鏡で見たりして検証、確認、認識をしています)


前置きが長くなってしまいましたが、来月より新しいカットメニューが登場します。


このカットに関してはまた新たに記事を作成します。髪と、技術と、自分に真剣に向き合って得たテクニックです。今までの僕の大切にしてきた部分をさらにアップデートさせた、自信を持ってオススメしたいものです。

価格共々また今週中にブログにアップします。





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